今回は多々益々(たたますます)です。
おお、なんか、勢いと言うか、元気な感じだね。
多ければ、多いほど良い。と言う意味です。
そりゃ、そうだ。だいたいそうだ。
もともとの意味は、中国の漢王朝を作った劉邦と部下の韓信との会話で、劉邦が、自分はどのくらいの兵の将としての器か、と韓信に聞いたところ、「十万くらいでしょう」と答えたので、では「君は?」と聞いたところ「多々益々(たたますます)弁ず。」と答えました。多ければ多いほどよく使いこなします。と言う意味です。
なんか、深い意味があるんだね。でも上司にこんなこと言っていいのかな?
ですから韓信の最後は悲惨なんですね。結局、殺されてしまいました。才能あるが故のうかつさですね。
上司より自分が上、と言ったのは油断でしたね。
出典は「漢書」でした。